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2024年度 シラバス詳細 Detail

コミュニケーション論
ナンバリング
HN11105
教養分野
看護学科
必修
単位
1
時間
15
〇今泉 敏、青木 さつき
前期
講義
木曜日4限
配当年次
1
コミュニケーションとは、人間のみならず、あらゆる生命体が他者や環境との間で、モノ、情報、価値、意味の交換をし、それに基づいた相互作用として理解されている。本科目では、日常経験と神経生理学的、対人的、組織的水準から人間のコミュニケーションについて比較検討し、「相互作用」の意味の理解を深める。また、非言語/言語的コミュニケーション、説明、社会的交換、交流分析、生産的議論等の処理論を学び、看護専門職としてのコミュニケーションのあり方を考究する基盤とする。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる
③多様な社会を理解し、看護専門職者として保健医療福祉活動に貢献することができる
④地域の保健医療福祉の現状を知り、看護専門職者の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる
⑤看護専門職者として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある
⑥看護専門職者として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる
1)コミュニケーションとは何か、社会においてどんな役割と機能を果たしているかを理解する。
2)実際的なコミュニケーションのあり方について、確かな認識を持てるようになる。
講義及びディスカッションを伴う演習
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
基礎課題60%,発展課題40%
発展レベル
基本・標準レベルに加えて,以下の項目に関して自分の考えを多面的・論理的に示すことができること。
S:基礎課題成績が90%以上で発展課題成績が80%以上であること。
発展課題の例:
1)守秘義務違反事例を分析し,違反を防ぐために何をすべきであったか,自分の考えと期待される効果を述べなさい
2)禁煙したいが出来ない対象者に適切なアドバイスを作成し,期待される効果を述べなさい。
など
標準レベル






基本レベルに加えて以下の項目を説明できること。
A:基礎課題成績が80%以上で発展課題成績が60%以上であること。
B:基礎課題成績が70%以上で発展課題成績が40%以上であること。
法的制約(個人情報,プライバシー,守秘義務,著作権)の遵守
ナラティブ(病経験、病の語り)と全人的理解
自他に配慮したアサーティブコミュニケーション
人間関係に配慮した適切な表現(丁寧・敬語・謙譲語表現)
論理・納得・共感と行動変容
認知的不協和理論と行動変容

基礎レベル
以下の項目を説明できること。
C:基礎課題成績が60%以上であること。
ヘルスコミュニケーション,医療コミュニケーション
共感コミュニケーション
情報伝達コミュニケーション
行動変容提案コミュニケーション
法的制約(個人情報,プライバシー,守秘義務,著作権)
多職種連携のコミュニケーション
基礎課題と発展課題で成績をつける。a
基礎課題を授業内に行い即集計し全員で考察する。
発展課題は次回の授業でフィードバックを行い,全員で議論する。
毎回,資料及び課題として電子配信する。
1『保健医療専門職のためのヘルスコミュニケーション学入門』、石川ひろの、大修館、2020、ISBN:978-4469268829 
なし
今泉 敏 毎週火曜日12:00-13:00 青木 さつき 毎週月曜日12:10-13:00
予習
15時間:あらかじめ配布される講義資料を印刷し予習しておくこと。
復習
15時間:発展課題(提出課題)に挑戦すること。

授業計画

授業内容
担当教員
1
理論編:ヘルスコミュニケーションとは? 演習編:大勢の前で発表する演習「ユーモア自己紹介」   
今泉、青木
2
理論編:医療従事者にとって重要なコミュニケーション(共感,情報伝達,行動変容提案)と法的制約       (個人情報,プライバシー,守秘義務,著作権) 演習編:守秘義務違反の事例検討
今泉、青木
3
理論編:医療コミュニケーションの歴史的変化,インフォームドコンセントの成り立ち 演習編:自分のコミュニケーション傾向を調べる
今泉、青木
4
理論編ナラティブ(病経験、病の語り)に傾聴し共感し理解する 演習編:全人的理解を通して信頼関係を築く
今泉、青木
5
理論編:対人距離と対人関係がコミュニケーションを変える 演習編:丁寧表現,敬語表現,謙譲語表現,場にふさわしい表現
今泉、青木
6
理論編:対象者の多様性に配慮した情報伝達 演習編:専門用語を分かりやすく,しかし正確に表現する
今泉、青木
7
理論編:行動変容を促すコミュニケーション 演習編:論理,納得,共感を得る練習
今泉、青木
8
理論編:多職種連携のコミュニケーション 演習編:グループ討議をまとめ発表する
今泉、青木



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