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2024年度 シラバス詳細 Detail

基礎看護学演習Ⅱ(フィジカルアセスメント)
ナンバリング
HN51212
専門分野
看護学科
必修
単位
1
時間
30
〇平良美栄子、中川潔美、塚原節子、岩本由香里、奥田諒、非常勤①
後期
演習
金曜日 Aクラス:3限目、Bクラス:4限目
配当年次
1
解剖学・生理学の知識を活用しながら、「基礎看護学方法論Ⅱ」と連動させてフィジカルイグザミネーショ
ンの手法を用い、個体ごとの特徴と生体の正確な情報を得るための手技を修得する。演習ではフィジカルイ
グザミネーションで得たデータから対象の状態を判断するとともに自己の手技を評価し、臨床判断を行うた
めに必要な知識と技術の基本を修得する。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる
③多様な社会を理解し、看護専門職者として保健医療福祉活動に貢献することができる
④地域の保健医療福祉の現状を知り、看護専門職者の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる
⑤看護専門職者として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある
⑥看護専門職者として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる
1)正確なフィジカルイグザミネーション(人体の解剖をイメージし、正しい測定部位を選択し測定できる)ができる。   
2)正確な結果を得るための環境調整と対象者への配慮ができる。
3)測定用具や機器を正しく取り扱うことができる。
4)正常と異常の違いがわかる。
5)得られた情報をもとにアセスメントを行うことができる。
・基礎看護学方法論Ⅱ(フィジカルアセスメント)で学んだ内容を理解した上で、学生相互に患者役・看護師役となってフィジカルイグザミネーションを実施する。
・演習後に事後課題用紙を用いて、技術の振り返りおよび結果に対するアセスメントを行う。また、患者役・看護師役を行いリフレクションを行う。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
協同学習
実技確認(60%)、事前課題・事後課題(30%)、身だしなみ(10%)を総合的に評価する。
発展レベル
患者の状況や必要性に応じて、フィジカルイグザミネーションを実施できる。実践したフィジカルイグザミネーションの結果は問診内容と合わせてアセスメントし、その患者に合わせた看護ケアに繋げることができる。また、実施した看護ケアの評価が行える。フィジカルイグザミネーションの結果に応じて必要時、患者を擁護する対応が行える。
標準レベル






正確なフィジカルイグザミネーションを実施するために、正しい器具の取り扱いや手技を実施できる。
以下の事項を判断するためのフィジカルイグザミネーションの方法と留意点を理解し実施できる。
【呼吸器系のフィジカルアセスメント】
胸郭や肺の構造、呼吸運動や調整の仕組み、換気の仕組み、正常呼吸音・副雑音の種類と特徴、随伴症状
【循環器系のフィジカルアセスメント】
心臓の構造、心臓の心臓の拍動を調整するしくみ、正常心音の特徴と聴取部位、体循環・肺循環の構造、末梢循環が障害された時の症状
【消化器系のフィジカルアセスメント】
消化管の構造と機能、腹部症状の鑑別、腸蠕動音の鑑別、随伴症状
【中枢神経系・脳神経系のフィジカルアセスメント】
脳神経系の機能、脳神経系の機能と障害された時の症状
【運動系のフィジカルアセスメント】
脳・神経系と運動機能の関係、運動失調の症状、平衡機能が障害された時の症状、関節可動域、筋力
【バイタルサイン】
体温を調整するしくみ、体温の異常と熱型、体温の測定部位と測定時の留意点
脈拍の成り立ち、脈拍の測定部位、脈拍の異常の観察
呼吸の成り立ち、呼吸の測定方法、異常呼吸の観察、SpO2の観察
血圧の成り立ち、血圧の測定方法(触診・聴診)、血圧の異常
意識レベルの観察と評価
基礎レベル
呼吸器系・循環器系・消化器系・脳神経系・運動系のフィジカルイグザミネーションの以下の内容を実践できる。また、振り返りから技術の改善点を見いだせる。
・目的に合わせた測定用具(聴診器、血圧計、音叉など)を正しく取り扱える。
・技術に合わせた正しい部位を選択できる。
・正しい方法で行える。
・適切な結果が得られる。
フィジカルイグザミネーションの結果を、呼吸・循環・消化器・脳神経・運動の得られた症状と照らし合わせて、問診結果や授業資料やテキストを使用しアセスメントすることができる。
技術確認は、授業時間内に実施する。
全体または個別にフィードバックを行う。
・看護が見えるVol.3 フィジカルアセスメント(メディックメディア) ISBN:978-4896327816
・大久保 暘子 日常生活行動から見るヘルスアセスメントー看護 形態機能学の枠組みを用いて(日本看護協会出版) ISBN:978-4818019850
・山内豊明 フィジカルアセスメントガイドブック 第2班(医学書院) ISBN:978-4-260ー01384‐0
基礎看護学方法論Ⅱ、基礎看護学方法論Ⅰ、基礎看護学演習Ⅰ、形態機能学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、病理学
なし
平良:月曜日12:10~13:00、初回授業時に各教員のメールアドレスをお知らせする。
演習には基礎看護学方法論Ⅱの講義資料、事前学習、テキストおよび必要に応じて形態機能学の資料を持参する。        
基礎看護学方法論Ⅱの学習を踏まえて事前学習としてフィジカルイグザミネーションの手技や留意点を予習し、演習に臨む。本科目は、各臨地実習において必要な看護技術であり、演習後は自己練習により技術の習熟に務める。      
やむを得ず欠席した場合は、グループメンバーへ声掛けし各自で補習を行う。補習後には課題を提出する。                     *授業曜日・時限は変更することがある。       
予習
基礎看護学方法論Ⅱ講義内容の復習およびフィジカルイグザミネーションの主義と留意点について、事前学習を行う(45~60分)
復習
実践した技術の振り返りとフィジカルイグザミネーションから得られた情報で健康状態をアセスメントする(60分)

授業計画

授業内容
担当教員
1
10/18 バイタルサインの測定(体温、脈拍、呼吸、SpO2)①、事前学習課題
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
2
10/18 バイタルサインの測定(体温、脈拍、呼吸、SpO3)②、小テスト
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
3
10/25 バイタルサインの測定(血圧)①、事前学習課題
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
4
10/25 バイタルサインの測定(血圧)②、小テスト
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
5
11/1 呼吸器系のフィジカルアセスメント①、事前学習課題
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
6
11/2 呼吸器系のフィジカルアセスメント②、小テスト
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
7
11/8 循環器系のフィジカルアセスメント①、事前学習課題
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
8
11/8 循環器系のフィジカルアセスメント②、小テスト
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
9
11/15 中枢神経系・脳神経系のフィジカルアセスメント①、事前学習課題
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
10
11/15 中枢神経系・脳神経系のフィジカルアセスメント②
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
11
11/22 関節・運動貴兄のフィジカルアセスメント、小テスト
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
12
11/29 腹部・消化器系のフィジカルアセスメント①、事前学習課題
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
13
11/29 腹部・消化器系のフィジカルアセスメント②、小テスト
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
14
12/13 技術確認①
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①
15
12/13 技術確認②
中川、平良、塚原、 岩本、田中、奥田、 非常勤①



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