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2024年度 シラバス詳細 Detail

小児看護学概論
ナンバリング
HN52129
専門分野
看護学科
必修
単位
1
時間
15
廣瀬京子
前期
講義
水・3限
配当年次
2
小児期は人間のライフサイクルのスタートにあり、一人ひとりの子どもは、等しく子どもとしての権利を持ち、どの時代や社会においても、子どもが生き生きと健やかに心身ともに成長・発達できることが望まれる。未成熟であるがゆえに、様々な疾患に罹患したり、事故にも遭遇しやすい。この授業では、小児各期における成長発達を土台に、健康な小児の日常生活や現代社会を取り巻く諸問題や子育て支援についても概観する。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる
③多様な社会を理解し、看護専門職者として保健医療福祉活動に貢献することができる
④地域の保健医療福祉の現状を知り、看護専門職者の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる
⑤看護専門職者として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある
⑥看護専門職者として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる
1.子どもの最善の利益とは何かを考え、小児看護の役割・対象が理解できる。
2.小児各期の成長発達と看護が説明できる。
3.子どもの成長発達のアセスメント(評価方法)が説明できる。
4.子どもの権利と子どもを取り巻く社会について説明できる。
5.小児看護の歴史から子どもに関する法律・施策について説明できる。
6.現代の子どもの問題と課題について理解し子どもと家族への切れ目のない支援について考えることができる。
視聴覚メディア(DVD)等を活用しながら講義形式およびグループワーク(課題学習)
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
定期試験50%、課題・レポート40%、ミニテスト10%以上を合わせて60%以上が合格
発展レベル
標準レベルまでの知識に基づいて、子どもと家族へのヘルスプロモーションについて考えることができる。
次世代を担う子どもたちへの切れ目のない支援について考えることができる。
標準レベル






基礎レベルの知識に基づいて、
①子どもと家族を取り巻く環境が理解できる。
〇小児医療・小児看護の変遷と課題が述べられる。
・小児医療と小児看護の変遷と課題
・諸統計からみた子どもと家族の健康課題
〇子どもの権利について述べられる。
・小児医療における子どもの権利の変遷
・小児医療・小児看護における倫理的配慮
・子どもの権利擁護(アドボカシー)
〇子どもを取り巻く社会資源の活用について述べられる。
・母子保健施策
・小児保健医療福祉施策
・小児慢性特定疾病医療費助成制度
②子どもの成長発達から小児各期における健康増進のための子どもと家族への看護が理解できる。
〇子どもの成長発達の概念、原則、アセスメント(評価)について述べられる。
〇小児各期における栄養、睡眠、遊び、事故防止と安全教育、他者との関係、感染症予防(予防接種、学校保健等)、セルフケアと保健教育、問題行動の防止、思春期の成長発達、包括的性教育について述べられる。
基礎レベル
子どもの最善の利益を考え、小児期におけるライフサイクルの各期の特徴と生活が理解できる。
・「子どもの最善の利益」とは何かを考えることができる。
・成長発達の原則が言える。
・新生児・乳児期の身体発育、運動機能の発達、栄養、親子関係について述べられる。
・幼児期の身体発育、運動機能の発達、社会性の発達、基本的生活習慣の確立について述べられる。
・学童期の運動機能の発達、体力の特徴、社会性の発達、学習に基づく行動について述べられる。
・思春期の第二次性徴、アイデンティティの確立、親からの自立、異性への関心について述べられる。
定期試験期間内に客観テストを行う ※授業時間数の2/3以上の出席がないと試験の受験ができません
課題については、適宜授業内にコメントのフィードバックを行う。
中野綾美;ナーシング・グライカ小児看護学① メディカ出版 
小児の発達と看護(ISBN9784840478427)
適宜紹介する
生涯発達論
なし
アポイントメントのお願い(実習で不在のこともあります連絡後にお越しください)広瀬:k-hirose@u-ths.ac.jp(S303研究室)                     月:12:00-13:00
なし
予習
1年次の生涯発達論を当該科目と関連付けながら振り返る(毎回45分)
授業計画記載の教科書の該当ページを予習すること(毎回45分)
復習
授業で行った内容を教科書および配布資料で見直して自分のものにする(毎回1時間)
授業での振り返り課題のチャレンジ(毎回30分)

授業計画

授業内容
担当教員
1
4/10  導入(「子どもの最善の利益」とは)、子ども時代にタイムスリップしてみよう!小児看護の役割、小児看護の対象
廣瀬
2
4/17  小児の成長発達と看護①成長発達の原則・概念・理論・評価 ②乳児期
廣瀬
3
4/24 小児の成長発達と看護③幼児期
廣瀬
4
5/1 小児の成長発達と看護④学童期・思春期
廣瀬
5
5/8 子どもと家族を取り巻く社会①母子保健施策・児童福祉法・公費負担制度・子ども基本法 (ミニテスト実施)
廣瀬
6
5/15 子どもと家族を取り巻く社会②学校保健・予防接種・事故防止と安全教育
廣瀬
7
5/22 健康な子どもの理解(保育園活動の実践より) ※ゲストスピーカー アンミッコ保育園 山賀路子先生
廣瀬
8
5/29 子どもの権利と倫理、子どもと家族を取り巻く問題と今後の課題(切れ目のない支援を考えよう)
廣瀬



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