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2024年度 シラバス詳細 Detail

生理学B演習(運動の中枢性制御、呼吸・循環・消化・吸収・排泄系)
ナンバリング
HR22106
専門基礎科目
理学療法学専攻
必修
単位
1
時間
30
〇中根 亮、古田 常人、秋保 光利
前期
演習
Aクラス:火曜日1限、Bクラス:火曜日2限
配当年次
2
脳による随意運動の組み立て・学習・実行について学ぶ。つぎに腎臓での尿生成の仕組みと蓄尿反射・排尿反射を学習する。最後に、消化・吸収および代謝の学習を通して、液性調節と神経性調節の機構を学ぶ。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる。
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる。
③多様な社会を理解し、理学療法士として保健医療福祉活動に貢献することができる。
④地域の保健医療福祉の現状を知り、理学療法士の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる。
⑤理学療法士として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある。
⑥理学療法士として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる。
大脳皮質、大脳基底核、小脳による随意運動の組み立て・記憶・実行について説明できるようにする。胃・十二指腸による消化吸収と小腸・大腸の吸収について説明できるようにする。生体機能の液性調節について説明できるようにする。 自分の理解度を図る方法の一つは、これらの項目をよく知らない人に説明しその人が解るか否かをみることである。例えばお母さんやお父さんにその日に習ったことを説明してみると良い。
プリントと教科書を使って演習を行う。演習中に適宜に質問し、学生の理解度を把握しながら進める。項目によっては簡単な実験を行って理解度を高める。次回の演習で、学生の理解が不十分と思われる点を中心に10分ほどで復習し、新しい項目に進む。各項目の終了ごとに小試験を課す(TINS等で実施)。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
定期試験(100%)
発展レベル
生理学的現象の詳細な仕組みや日常・疾患との関係を順を追って説明できる。
・脳による運動の制御: 脳の各部位が身体活動時にどのように連携をしているか理解できる。
・腎機能: 腎皮質、糸球体、毛細血管係蹄、基底膜、メサンギウム細胞、尿細管、腎杯、腎盂、尿管、膀胱、尿道
・代謝: 代謝異常(糖尿病等)/体温調節: 行動性体温調節反応、運動時の体温調節
・内分泌: 内分泌系による恒常性調節の例(脱水・出血時、塩分摂取時等のホルモンの作用)、糖尿病と合併症等
標準レベル






生理学的現象の仕組みを説明できる。
・脳による運動の制御: 脳の各部位がどのような運動を司っているか理解できる。

・心臓の構造と機能を理解でき、心電図を読み取ることができる。

・肺の構造と機能を理解できる。肺活量/分時換気量/1秒率/ATポイントなど基本的呼吸機能の評価項目を理解できる。

・腎機能: 濾過・再吸収・対向流・BUNとクリアランス、バゾプレッシン、レニン‐アンギオテンシン系、エリスロポイエチン

・消化吸収: 口腔、舌、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門の働きと消化液/肝臓の働き(胆汁産生)、ビリルビン代謝、解毒作用 胆嚢の働き、肝小葉、膵臓(外分泌、内分泌)

・代謝: 食事の際のエネルギー代謝(食事誘発性産熱反応)、身体活動時のエネルギー代謝(最大酸素摂取量、エネルギー代謝率、METs)、代謝量の測定(呼吸商)/体温調節: 体温調節機構(体温調節中枢と温度受容器、体温調節反応)

・内分泌: 各ホルモンの標的組織と作用、内分泌系疾患・症状
基礎レベル
生理学的現象の基礎的な仕組みを説明できる。
・脳による運動の制御: 脳の各部位を解剖学的に理解することができる。
・腎機能: 腎臓の働き、ネフロンを説明できる。
・消化吸収: 消化・吸収の過程を説明できる。/肝臓の働きを説明できる。膵臓の働き(外分泌、内分泌)を説明できる。
・代謝: 基礎代謝、糖質・脂質・タンパク質代謝/体温調節: 体温の部位差、体温の変動(概日リズム、活動、性周期、食事、発熱)、体温調節機構(体温調節中枢)
・内分泌: 内分泌・ホルモンとは、ホルモンの化学的性質、各内分泌器官から分泌されるホルモン
定期試験期間内に行う。
小試験の解説をTINS等で配信する。試験に関しては、終了後に答案を返却し、解説する。
生理学(第3版、東洋療法学校協会編、内田さえ・原田玲子ほか著、医歯薬出版) ISBN978-4-263-24172-1
・やさしい生理学(改訂第7版、彼末一之・能勢博、南江堂) ISBN 978-4-524-25417-0
・人体の正常構造と機能 (改訂第4版、坂井建雄ほか、日本医事新報社) ISBN 978-4-7849-3181-1
・標準生理学(第9版、本間研一監修、 医学書院) ISBN 978-4-260-03429-6
※まず、図書館で見てください。

・標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 生理学(第5版、岡田隆夫ほか、医学書院) ISBN 978-4-260-03644-3
※手短に必要な知識を確認する時に見てください。

・PT・OT基礎から学ぶ生理学ノート 第3版(中島雅美、医歯薬出版) ISBN 978-4-263-26551-2
生理学、生理学A演習
なし
水曜12:20-12:50 W413(古田)、月曜昼休み W401(中根)。火曜昼休み(秋保)。事前にメールでアポイントを取る。
古田tun-fur-467*、中根r-nakane* (*は@u-ths.ac.jp)
予習
教科書に目を通し、どこが解らないかを知る。15分
復習
ノート、プリント、教科書を使って演習内容をまとめる。45分

授業計画

授業内容
担当教員
1
脳による運動の制御
中根
2
脳による運動の制御
中根
3
脳による運動の制御
中根
4
呼吸・循環器機能
秋保
5
呼吸・循環器機能
秋保
6
呼吸・循環器機能
秋保
7
排尿・排泄機能
秋保
8
排尿・排泄機能
古田
9
消化吸収
中根
10
消化吸収
中根
11
消化吸収
中根
12
代謝、体温調節
中根
13
代謝、体温調節
中根
14
内分泌
中根
15
内分泌
中根



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