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2024年度 シラバス詳細 Detail

神経内科学
ナンバリング
HR22117
専門基礎科目
理学療法学専攻
必修
単位
2
時間
30
田中 伸幸
前期
講義
水曜日(配信、遠隔)
配当年次
2
神経内科疾患と、その治療などについて理解することを目的とする。具体的には神経症候学の概要、及び主要な神経疾患である脳卒中、パーキンソン病などの神経疾患、筋ジストロフィーなどの筋疾患、難病等のリハビリテーションの対象となることの多い疾患について、病態、病理、症状、治療、予後等について学習する。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる。
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる。
③多様な社会を理解し、理学療法士として保健医療福祉活動に貢献することができる。
④地域の保健医療福祉の現状を知り、理学療法士の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる。
⑤理学療法士として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある。
⑥理学療法士として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる。
神経内科疾患の症状、病態生理を理解し、的確な診断、治療法、予後を他者に説明できる。
神経学的所見のとりかたを理解し、その診断的意義を説明できる。
神経学的検査(CT、MRI、筋電図、筋生検、末梢神経伝導速度、脳波など)について理解し、その診断的意義を説明できる。
神経内科各疾患に応じたリハビリテーションを計画することができる。
配布印刷物と板書により、病態生理、診断、治療について説明する。そののち、動画やパワーポイントによる画像を供覧し理解を深める。シャトルカードに授業の疑問点、質問、感想を記入してもらい、次回の講義の改善につなげる。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
課題提出、講評
定期テスト(筆記)100点
発展レベル
(臨床業務に要求されるレベル:90点以上S)神経疾患患者の病態、重症度に応じた理学療法、作業療法の計画、立案ができる。神経疾患患者の心理を考慮し精神的ケアの計画、立案ができる。神経疾患患者、患者家族、医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャー、行政との連携をふまえたチーム医療の計画、立案ができる。
標準レベル






(国家試験に要求されるレベル:80点以上A、70点以上B)神経内科疾患の診察における神経学的所見(脳神経系、運動神経系、感覚神経系、筋力、協調運動、不随意運動、腱反射、病的反射、認知機能障害、高次脳機能障害)を具体的に評価、説明できる。神経内科疾患の検査法(血液検査、髄液検査、遺伝子検査、画像検査、核医学検査、脳波、筋電図、末梢神経伝導速度、誘発電位検査)について理解し、具体的に説明できる。神経内科疾患における治療法(薬物療法、血管内治療、血漿交換療法、手術、生活習慣指導、リハビリテーション)を理解し、具体的に説明できる。
基礎レベル
(神経内科学の履修後に最低限必要なレベル:60点以上C)神経内科疾患(脳血管障害、神経変性疾患、感染性疾患、自己免疫疾患、てんかん、脱髄疾患、末梢神経障害、筋疾患、頭痛)について病態生理を正確に理解し、その診断、治療、予後について説明ができる。
期末試験は期末試験期間中に行う。国家試験の出題形式に準拠し、60分。
シャトルカードに授業の疑問点、質問、感想を記入すると、次回に回答し、講義の改善につなげる。
医療情報科学研究所編「病気がみえる vol.7 脳・神経」メディックメディア ISBN-13 : 978-4896326864
安藤 一也、杉村 公也著 「リハビリテーションのための神経内科学」 医歯薬出版 ISBN-13: 978-4263211502
田崎義昭、斎藤佳雄、坂井文彦、濱田潤一、飯塚高浩著 「ベッドサイドの神経の診かた」 南山堂 ISBN-13: 978-4525247980
解剖学・生理学の知識が必要
なし
授業終了後10分間質問を受け付けています。
予習
次回授業予定の教科書を読む。予め疑問点を見つけて授業にのぞむ。(予習 20 時間)
復習
授業配布プリントを中心に授業内容を確認し、疑問点があれば次回質問し解決する。(復習 40 時間)

授業計画

授業内容
担当教員
1
神経学総論、神経学的診察(反射、感覚)
田中
2
検査(画像検査、神経電気生理検査、脳脊髄液検査)
田中
3
神経症候学 脳神経
田中
4
救急医学(神経内科分野)
田中
5
麻痺、運動失調、不随意運動
田中
6
姿勢障害、歩行障害、意識障害
田中
7
高次脳機能障害
田中
8
高次脳機能障害 その2
田中
9
神経内科学各論 認知症、脳血管障害
田中
10
感染症、脱髄、発作性疾患
田中
11
パーキンソン病、周産期疾患
田中
12
脳腫瘍、先天性疾患、ビタミン欠乏症、中毒
田中
13
筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、脊椎・脊髄の疾患
田中
14
末梢神経の疾患、自律神経疾患、神経筋接合部疾患
田中
15
筋疾患、全身性疾患に伴う神経疾患
田中



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