検索・一覧に戻る

2024年度 シラバス詳細 Detail

生理学実習
ナンバリング
HR22207
専門基礎科目
理学療法学専攻
必修
単位
1
時間
45
〇中根 亮、古田 常人、秋保 光利
後期
実習
Aクラス:水曜日3限・4限、Bクラス:火曜日3限・4限
配当年次
2
本実習は、生きた材料を用いて生理現象を理解することを目的とする。具体的には、実験の方法、実験用の機器・器具の扱い方、作動原理を実習を通して学習する。また、骨格筋の収縮や神経の活動電位の記録等について、生きた材料を用いて実験を行い、実験データの処理についても学習する。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる。
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる。
③多様な社会を理解し、理学療法士として保健医療福祉活動に貢献することができる。
④地域の保健医療福祉の現状を知り、理学療法士の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる。
⑤理学療法士として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある。
⑥理学療法士として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる。
・レポートの書き方が分かる。目的-対象と方法-結果-考察-参考文献の項目で作成。
・循環、神経、筋、感覚、排泄、内分泌、消化に関する知識を使って実験結果を説明できる。
・聞き手や読み手を意識した発表を行うことが出来る。発表、質疑により知識を深めることができる。
・他者と討論を深めることで新たな実験を提案し行うことができる。
約6名の班に分かれて実験を行う。配布する実習書を見ながら行う。レポートを作成し、実習発表会(全2回)を行う。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
レポート(80%)、実習発表会(20%)
発展レベル
他者と討論を深めることで新たな実験を提案し行うことができる
・実験1~4の間と、実験6~11の間に新たな実験を考えて行い、自由研究とする。
・班を中心に質問と肯定的な提案を重ねて討論を発展させ、新たな実験のアイディアを出す。
標準レベル






循環、神経、筋、感覚、排泄、内分泌、消化に関する知識を使って実験結果を説明できる。
実験内容
1.血球計算盤による血球数の計算と血球の形状観察、(ヘマトクリット)
2.神経筋標本を用いた筋収縮の特性の解析、(摘出心臓に対する各種物質の作用)
3.心電図(四肢誘導)、電気軸の作図、R-R間隔の測定
4.血圧・SpO2の測定、深呼吸負荷・体位変換・運動負荷による血圧の変動
5.発表会(自由研究は新たな実験を1~4で行っておく。)
6.脳波、αブロッキング・睡眠脳波・光駆動反応、(唾液αアミラーゼ活性など)
7.触・圧点および二点識別の体部位による違い、温・冷点と痛点
8.嗅覚などの閾値と識別能力の測定、(感覚ニューロンの再生速度の測定)
9.尿量、尿浸透圧の継時測定
10.血糖値の継時測定(糖負荷試験)、運動による影響など
11.糖、タンパク質消化酵素の作用
12.発表会(自由研究は新たな実験を6~11で行っておく。)

聞き手や読み手を意識した発表を行うことが出来る。発表、質疑により知識を深めることができる。
・班で相談するなど協働して伝わりやすい発表にする。
・質問の仕方を学ぶ(オープンクエスチョン、クローズドクエスチョンなど)。
基礎レベル
レポートの書き方が分かる。目的-対象と方法-結果-考察-参考文献の項目で作成。
・対象と方法: 正しい表し方
・結果: データの解析法
・考察: 参考文献を適切に用いた書き方 など
定期試験は実施しない。レポートを出題する。提出したレポートを用いて実習発表会(全2回)を行う。
レポート返却時に理解度を示す。実習発表会について講評を行う。
なし。実習書を配布する。
レポート作成に役立つ参考書:
・新看護生理学テキスト(深井喜代子ほか著、南江堂) ISBN 978-4-524-24703-5
・生理学(第3版、東洋療法学校協会編、内田さえ・原田玲子ほか著、医歯薬出版) ISBN978-4-263-24172-1 など。

より詳しい参考書:
・標準生理学(第9版、本間研一監修、 医学書院) ISBN 978-4-260-03429-6
・人体の正常構造と機能 (改訂第4版、坂井建雄ほか著、日本医事新報社) ISBN 978-4-7849-3181-1
・ガイトン生理学(原著第13版、石川義弘ほか著、エルゼビアジャパン) ISBN 9784860347741
・ギャノング生理学(原書26版、岡田泰伸監修、佐久間康夫ほか監訳、丸善) ISBN 978-4-621-30708-3  など。

※これらの本はまず図書館でみてください。
1年前期科目 生理学、1年後期科目 生理学A演習、2年前期科目 生理学B演習
なし。
水曜12:20-12:50 W413(古田)、月曜昼休み W401(中根)。火曜昼休み(秋保)。事前にメールでアポイントを取る。
古田tun-fur-467*、中根r-nakane* (*は@u-ths.ac.jp)
なし。
予習
各項目について資料を配布するので、実習内容を理解する(毎授業開始前10分)。
復習
内容を復習する。レポートをまとめる(毎授業終了後1時間)。

授業計画

授業内容
担当教員
1
血液に関する実験
中根・古田
2
循環(心臓)、運動神経と骨格筋に関する実験
中根・秋保
3
心電図に関する実験
中根・秋保
4
血圧に関する実験
中根・秋保
5
自由研究と実習発表会
中根・古田・秋保
6
脳波に関する実験、神経伝導速度または自律神経測定に関する実験 ※クラスを半分に分け、3限は「脳波」と「神経伝導速度または自律神経測定」のどちらかを受講する。4限はもう一方を受講する。
中根・古田
7
体性感覚に関する実験
中根
8
特殊感覚に関する実験
中根
9
腎機能に関する実験
中根・秋保
10
血糖値に関する実験
中根・秋保
11
消化液の作用
中根
12
自由研究と実習発表会
中根・古田・秋保



検索・一覧に戻る