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2024年度 シラバス詳細 Detail

言語聴覚学概論
ナンバリング
HR22224
専門基礎科目
理学療法学専攻
選択
単位
1
時間
15
青木 さつき
後期
講義
木曜日3限
配当年次
2
言語聴覚士の業務内容と言語聴覚療法の基本的な考え方を理解することを目的とする。具体的には、リハビリテーションチームの一員である言語聴覚士との協業のあり方と、チーム医療の円滑化について学習する。また、脳血管障害に合併しやすい失語症や麻痺性構音障害を始めとした、言語聴覚障害の種類、病態、評価法、治療方法等の概要を学ぶ。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる。
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる。
③多様な社会を理解し、理学療法士として保健医療福祉活動に貢献することができる。
④地域の保健医療福祉の現状を知り、理学療法士の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる。
⑤理学療法士として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある。
⑥理学療法士として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる。
主な言語・コミュニケーション障害、摂食嚥下障害の病態、評価・治療法に関する知識を得ることによって、担当する患児・者に言語聴覚障害があることがわかり、適切な対応ができる。
言語聴覚士の仕事と自分の仕事の共通点と相違点が他者に説明できる。
テキストを軸とし、パワーポイントを用いて解説しながら、学生とのコミュニケーションを交えた講義形式ですすめる。
毎回授業の最後に確認課題をおこなう。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
理解度を確認する確認課題
・定期試験 90% ・その他 10%(意見や質問を通して認められる意欲)
発展レベル
言語聴覚療法のすべての分野について理解し説明ができる。
さらに、対象者の抱えている問題に気づき、知識をもとに対象者に合わせた対応が提案できる。
・言語障害の機序を脳レベルで理解できる。
・各々の言語障害の共通点と相違点を理解し、それに基づいて対応方法が提案できる。
・各々の障害に加え、併発しやすい障害を考慮した上で、対応方法を説明することができる。
・対象者の置かれている状況に合わせた対応を考えることができる。
・摂食嚥下の仕組みとその障害について説明ができ、さらに対象者に合わせた適切な予防方法を提案することができる。
標準レベル






言語聴覚療法の対象について一通り説明ができる。
さらに、対象者の抱えている問題に気づき、知識に基づいた対応を心掛けようとする。
・言語障害の機序を脳レベルで理解しようとする。
・各々の言語障害の共通点と相違点を説明できる。
・各々の障害の特性を知り、代替のコミュニケーション方法を考えることができる。
・対象者の置かれている状況を考慮しようとする。
・摂食嚥下の仕組みとその障害について説明ができ、さらに対象者に合わせた適切な予防方法を選択することができる。

基礎レベル
言語聴覚療法に興味をもち、複数の分野について説明ができる。
さらに、対象者の抱えている問題に気づくことができる。
・様々な言語障害について知りたいと思う。
・各々の言語障害の共通点と相違点に気づくことができる。
・代替コミュニケーションという視点を持つことができる。
・対象者の置かれている状況を考慮しようとする。
・摂食嚥下の仕組みとその障害について説明ができる。
全講義終了後の翌週に行う。
確認課題は終了後に解説を行う。用紙は回収し、必要に応じてコメントを添えて翌週返却する。
毛束真知子著 「絵でわかる言語障害第2版―言語のメカニズムから対応まで」 学研2013 ISBN:978-4-7809-1088-9
小嶋知幸著 「やさしくわかる言語聴覚障害」 ナツメ社2016 ISBN:978-4-8163-5944-6
なし
なし
月曜日 12:10~13:00  W426研究室    メールは随時
講義資料(Googleスライド)は前日までに配信する。
テキストは必ず持参すること。
指定された座席に着席すること。
予習
テキストの該当ページを読み、講義内容に興味を向けておく。
これには、毎回45分程度の時間が必要である。
復習
講義資料とテキストを再度読み直す。
さらに、日常生活のコミュニケーションにおいて、それが障害された状態と解決策を随時考えてみる。
これらには、毎回150分程度の時間が必要である。

授業計画

授業内容
担当教員
1
はじめに/ことばとは、言語・コミュニケーション障害とは
青木
2
聴覚障害と言語聴覚療法
青木
3
言語発達障害と言語聴覚療法
青木
4
構音障害・音声障害と言語聴覚療法
青木
5
摂食嚥下障害と言語聴覚療法
青木
6
失語症と言語聴覚療法①
青木
7
失語症と言語聴覚療法②
青木
8
拡大代替コミュニケーション/補足/まとめ
青木



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