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2024年度 シラバス詳細 Detail

運動療法学(病態)
ナンバリング
HR33119
専門科目
理学療法学専攻
必修
単位
1
時間
30
〇手塚潤一、河野洋志
前期
演習
Aクラス:月曜3限 Bクラス:月曜1限
配当年次
3
 運動障害の治療の科学的根拠となる病態運動療法学について、学ぶことを目的とする。基礎運動療法学で学んだ人間の運動遂行に関与する力学的要素をはじめ、生理学的要素、心理学的要素等に基づいて、運動障害を分析する能力を身につける。病態運動療法学は、理学療法に科学的根拠を与えるものであり、すでに学んだ解剖学、生理学、運動学などをさらに発展させて統合し、臨床における諸現象をより実践的に理解する。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる。
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる。
③多様な社会を理解し、理学療法士として保健医療福祉活動に貢献することができる。
④地域の保健医療福祉の現状を知り、理学療法士の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる。
⑤理学療法士として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある。
⑥理学療法士として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる。
①人間の運動遂行に関与する力学的要素、生理学的要素、心理学的要素について説明できる。
②運動障害を分析する能力を駆使し、適した運動療法アプローチを提案できる。
③解剖学、生理学、運動学などを発展させて統合し、運動療法アプローチの科学的根拠を説明できる。
①テキストおよび配布印刷物を用いて講義を行う。
②少人数でのブレインストーミングを行う。
③運動療法アプローチを検討し、実技の演習を進める。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
・定期試験100%
発展レベル
運動障害を分析する能力を駆使し、病態に適した運動療法アプローチを提案できる。
肩関節の運動障害の評価と治療アプローチ、肘関節の運動障害の評価と治療アプローチ、股関節の運動障害の評価と治療アプローチ、膝関節の運動障害の評価と治療アプローチ、足部・足関節の運動障害の評価と治療アプローチ、脊柱の運動障害の評価と治療アプローチ、脳卒中片麻痺の運動障害の評価と治療アプローチ、パーキンソン病の運動障害の評価と治療アプローチ、協調運動障害の評価と治療アプローチ、末梢神経障害の評価と治療アプローチ、疼痛性疾患の評価と治療アプローチ、高齢者の評価と治療アプローチ。
標準レベル






基本動作・応用動作・ADL動作にかかわる運動学的視点から病態と運動障害の関連性を説明することができる。
寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行、階段昇降、肩関節の運動障害(可動域制限、筋力低下、不安定性)、肘関節の運動障害(可動域制限、筋力低下、不安定性)、股関節の運動障害(可動域制限、筋力低下、不安定性)、膝関節の運動障害(大腿脛骨関節、膝蓋大腿関節、可動域制限、筋力低下、不安定性、運動連鎖)、足部・足関節の運動障害(可動域制限、筋力低下、不安定性)、脊柱の運動障害(脊柱の機能と構造、可動域制限、筋力低下、不安定性)、脳卒中片麻痺の運動障害(中枢性麻痺のとらえ方、片麻痺の特徴、障害像、姿勢制御、動作分析)、パーキンソン病の運動障害、協調運動障害、末梢神経障害の運動障害、疼痛性疾患の運動障害。
基礎レベル
基本動作・応用動作・ADL動作にかかわる運動学的理解と評価・測定方法を説明することができる。
形態計測(姿勢の観察、身長、体重、四肢長、BMI)、動作解析(重心、支持基底面、運動学的パラメータ、関節角度変化、角速度、床反力)、筋活動(MMT、筋緊張、不随意運動)、関節運動(関節包内運動)、随意運動、筋緊張、反射、反応、バランス機能、協調運動。
定期試験期間内に行う。
授業内で行う。
標準理学療法学専門分野「病態運動学」 ISBN:978-4-260-01630-8
①運動療法学 障害別アプローチの理論と実際 文光堂
②標準理学療法学「運動療法学 各論」医学書院
③シンプル理学療法学シリーズ「運動学テキスト」南江堂
運動療法学(基礎)、理学療法評価学C(障害別評価)
なし
手塚:S318研究室(月曜日12:10~12:50)、河野:S203研究室(月曜日12:10~12:50)
予習
解剖学、生理学、運動学など運動療法のベースとなる知識を整理しておくこと(5時間)
復習
授業内で行った実技の練習、基礎知識の整理を行うこと。(10時間)

授業計画

授業内容
担当教員
1
運動療法の基礎
手塚・河野
2
姿勢・アライメント・筋力・関節運動
手塚・河野
3
寝返り・起き上がり・立ち上がり
手塚・河野
4
歩行・階段昇降
手塚・河野
5
肩関節・肘関節の運動障害
手塚・河野
6
股関節の運動障害
手塚・河野
7
膝関節の運動障害
手塚・河野
8
足部・足関節の運動障害
手塚・河野
9
脊柱の運動障害
手塚・河野
10
脳卒中片麻痺①
河野・手塚
11
脳卒中片麻痺②
河野・手塚
12
パーキンソン病
河野・手塚
13
協調運動障害・末梢神経障害
河野・手塚
14
疼痛疾患
手塚・河野
15
高齢者の運動療法
手塚・河野



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