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2024年度 シラバス詳細 Detail

作業療法学研究法
ナンバリング
HR43105
専門科目
作業療法学専攻
必修
単位
1
時間
30
〇内田 達二 、今井 孝(オムニバス)
前期
演習
火曜日3限/木曜日3限
配当年次
3
研究とは何か、研究へのアプローチと進め方はどのように行うか、研究成果はどのようにまとめるかなど、卒業研究に結びつくような作業療法の研究法について演習を中心に学習する。内容は、問題関心、研究課題設定の方法、先行研究の調査、作業療法における質的・量的研究方法などについて学習する。
①基礎医学をはじめとした幅広い知識を基に,身体と精神の双方から人を理解し,生命を尊ぶことができる。
②作業療法課程での学びや経験から,人を全人的に理解し寄り添うことができる。
③医療・福祉を取り巻く多様な社会を理解し,幅広い作業療法の活動を広めることができる。
④地域における作業療法の現状と課題を知り,課題解決のための実践を通して社会に貢献できる。
⑤作業療法を実践し社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある。
⑥リハビリテーションの専門職として,社会に貢献するために,生涯にわたって学修し自己研鑽 するための基盤を身につける。
1) 作業療法学における研究の意義を理解し、研究倫理や管理について説明できる。
2) 研究の開始から発表・論文作成までの過程を説明できる。
3) 研究に必要な論文を検索することができる。
4) 研究論文を批判的に読み、研究課題の重要性について説明できる。
5) 研究課題を設定し、適切な研究デザインを選択できる。
6) 変数に応じた統計手法を選択し、統計ソフトを使用して解析できる。
講義は、テキストならびにパワーポイント、配布資料を用いて行う。授業内容の理解の確認テストを行う。第3、7-15回が講義と演習であり、PC室にてデータ分析と解釈、考察を実施する。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
・課題レポート 60% ・確認テスト 40%
発展レベル
標準レベルまでの知識に基づいて、助言や指導のもと研究計画書を立案できる。
・リサーチクエスチョンから研究計画を立案し、目的・方法・解析方法について吟味し、報告できる。
・統計ソフトを用いた統計の結果をグラフや表を用いて示し、助言・指導のもと、解釈ができる。
・研究発表の基本について説明できる。
・研究計画を口頭発表できる。
標準レベル






基礎レベルの知識に基づいて、助言・指導のもと文献検索を行い、原著論文を精読し、その内容を報告できる。
・リサーチクエスチョンをPICO等を用いて洗練化して、記述することができる。
・複数のデータベースからキーワードを設定し、文献検索を行い、その内容について報告できる。
・文献検索から得た原著論文を精読し、報告することが出来る。
・調査・実験研究に必要な質問紙の作成や実施方法の要点について説明できる。
・統計ソフトを用いて推測統計(検定・多変量解析)を実施することが出来る。
基礎レベル
作業療法の研究に必要な基本的な事項と記述統計について説明できる。
・リサーチクエスチョン、PICOの説明ができる。
・文献検索に必要な基本的な事項について説明できる。
・研究デザイン、研究の方法について説明できる。
・研究倫理について説明できる。
・論文の種類や記述内容について説明できる。
・記述統計、データの種類について説明できる。
・統計ソフトを用いて、記述統計量を算出することができる。
必要に応じて個別指導を行う。
テキスト:竹田 徳則他「作業療法研究法」 医歯薬出版 ISBN : 978-4-263-21676-7
山田 実 編著 「PT・OTのための臨床研究はじめの一歩」 羊土社 ISBN 978-4-7581-0216-2
大木 秀一 著「文献レビューのきほん―看護研究・看護実践の質を高める」 医歯薬出版 ISBN978-4-263-23581-2
山川みやえ 牧本清子編著 「よくわかる看護研究論文のクリティーク―研究手法別のチェックシートで学ぶ (essentials of EBP) 」日本看護協会出版会 ISBN 978-4818018495
佐藤 郁哉著 「質的データ分析法―原理・方法・実践」 新曜社 ISBN 978-4788510951
イアン・K・クロンビー著 津富宏訳「医療専門職のための研究論文の読み方 批判的吟味がわかるポケットガイド」金剛出版 ISBN 978-4772409889
情報処理(基礎,応用) 統計学
なし
内田: 月曜 12:10~13:00 左記時間以外はメールt-uchida@u-ths.ac.jp にて要相談
今井: 水曜 12:20~12:50 左記時間以外はメールtak-ima-472@u-ths.ac.jp にて要相談
・小テスト,レポート提出はPCのclassroomを使用する(大学のメールアドレスとパスワードを準備ください)
・統計ソフトを用いたデータ分析には、フリーソフトのEZRを使用する。自宅で復習できるようPCにソフトウェアをインストールすること。
予習
教科書の該当ページを読み予習をしておく(5時間)
復習
講義資料と教科書を見直して内容を自分のものとする。PCを使用して練習する(10時間)

授業計画

授業内容
担当教員
1
コ-スオリエンテ-ション、研究とは
内田 今井
2
研究のプロセス、文献の読み方
今井
3
文献研究
今井
4
研究計画、研究倫理
今井
5
事例研究・質的研究
今井
6
調査研究・実験研究
内田
7
記述統計と推測統計 1
内田
8
記述統計と推測統計 2
内田
9
統計演習1 記述統計と推測統計
内田
10
相関・予測の分析
内田
11
統計演習2 相関・予測の分析
内田
12
多変量解析(重回帰分析,因子分析)
内田
13
統計演習3 重回帰分析,因子分析
内田
14
多変量解析(ロジスティック回帰分析,共分散構造分析) 統計演習4 ロジスティック回帰分析,共分散構造分析
内田
15
発表について,まとめ
内田 今井



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