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2024年度 シラバス詳細 Detail

形態機能学Ⅰ
ナンバリング
HN21101
専門基礎分野
看護学科
必修
単位
2
時間
30
上園 志織
前期
講義
火曜日2限
配当年次
1
「人間」を理解する仕方の一つに、身体の形態とその機能から捉える見方がある。人の身体の形態はどのような構造をしているのか、その構造はどのような機能をもっているのか、その機能はどのように調節されているのか、その構造と機能は、どのように日常生活と関連しているのかを理解し、病理学、診断・治療学、および看護学の基礎とする。形態機能学Ⅰでは、人体の基本構造としての細胞、組織、器官系、および成長、老化、生殖の過程また、人体の恒常性について、ホメオダイナミックス(動的平衡)という見方から学ぶ。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる
③多様な社会を理解し、看護専門職者として保健医療福祉活動に貢献することができる
④地域の保健医療福祉の現状を知り、看護専門職者の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる
⑤看護専門職者として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある
⑥看護専門職者として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる
(1)人体の基本的な区分、軸、および断面を理解し、説明できる。
(2)人体の基本単位および階層性を理解し、説明できる。
(3)人体を構成する骨、骨の連結について特徴をあげながら説明ができる。
(4)筋系(骨格筋)について、主な骨格筋の名称を覚え、主要な働き(作用)を説明できる。
(5)神経系について、各部位の名称と主な機能を説明できる。
(6)感覚器の種類と構造を理解し、神経系と関連付けて説明できる。
教科書や参考書等をもとに作成した資料を配布する。パワーポイントを使い、配布資料に沿って講義する。授業中および授業後に課題を出題して、理解度を確認する。課題の配信や解説のためにClassroomを活用する。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
定期試験(筆記試験、評価割合90%)、授業中・授業後の課題(評価割合10%)により評価する。
発展レベル
基礎・標準レベルまでの知識等にもとづいて、下記の事項を説明できる。
・人体において、発達・成長・加齢により、各器官系のうち骨格系、筋系、神経系、感覚器系で見られる形態学的構造の変化とそれにともなう機能の変化を説明できる。
・病気や事故などで身体の一部(器官など)が障害されることにより生じる機能障害や機能不全について、人体の正常な肉眼解剖学的および組織学的な基本構造とその機能にもとづいて、器官の構造の変化にともない生じる機能変化を説明できる。
標準レベル






(1)人体の基本構造:①体幹について説明できる。②方向と基準面を示す用語を適切に使いながら、人体の構造の位置関係を正しく説明することができる。
(2)人体の基本単位:①細胞膜、核、細胞(内)小器官、細胞骨格について構造と機能について説明できる。②四大組織の細かい分類を、具体的な例をあげて説明できる。
(3)骨格系:①骨の発生および骨の成長の種類とその過程を説明できる。②骨の部位名を答えることができる。③胸郭、骨盤を構成する骨の名称と数を答えることができる。④骨の連結の形態学的な分類、運動軸、および運動との関連を説明できる。
(4)筋系:①骨格筋の組織学的特徴と分類を説明できる。②筋収縮の機構について説明できる。③全身を構成する骨格筋の相対的位置と骨格筋の名称を答えることができる。④主要な骨格筋の働き(作用)、神経支配を説明できる。
(5)神経系:①脳と脊髄について、各部位名と機能を説明できる。②脳神経の機能について説明できる。③脊髄神経の機能について説明できる。④主要な感覚路の名称を答え、伝達経路を説明できる。⑤主要な運動路の名称を答え、伝達経路を説明できる。
(6)感覚器系:①感覚受容器の肉眼解剖学的位置と構造、および組織学的基本的構造を説明できる。②受容される感覚情報の種類とその伝達経路を説明できる。
基礎レベル
(1)人体の基本構造:①人体の区分の名称を答えることができる。②方向と基準面を示す用語を理解できる。
(2)人体の基本単位:①動物細胞の基本構造を理解し、説明できる。②四大組織の名称とそれぞれの特徴を述べることができる。③各器官系を構成する器官の名称を答え、主な機能について説明することができる。
(3)骨格系:①骨の基本構造と主要な機能を説明できる。②人体を構成する骨の名称とそれぞれの数を答えることができる。③主要な骨の連結(関節)の名称と、関節を構成する骨を説明することができる。
(4)筋系:①主要な骨格筋の名称を答えることができる。②運動の種類と名称を答えることができる。
(5)神経系:①中枢神経系と末梢神経系を説明できる。②中枢神経系の脳と脊髄について、主要な部位名を答えることができる。③末梢神経系の脳神経と脊髄神経について、名称と数を答えることができる。
(6)感覚器系:①感覚受容器の種類を答えることができる。②受容される感覚の種類について説明することができる。
定期試験期間に実施する。
後日、提出課題の模範解答の提示や授業時などに解説を行う。
・新体系 看護学全書 人体の構造と機能 解剖生理学、第4版、橋本尚詞・鯉淵典之(編著)、メヂカルフレンド社、 ISBN-13:9784839233686
・トートラ人体の構造と機能、第5版(原著15版)、桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦(翻訳)、丸善出版、ISBN-13:9784621303566
・グレイ解剖学、原著第4版、R. L. Drake・A. W. Vogl・W. M. Mitchell (著)・秋田恵一(翻訳)、エルゼビア・ジャパン、 ISBN-13: 9784860346607.                                                                  
・解剖学講義、改訂3版、伊藤隆(原著)・高野廣子(改訂)、南山堂、ISBN-13:9784525100537
形態機能学Ⅲ
なし
火曜日の昼休み(12:10-13:00)
予習
教科書や配布資料に目を通し予習して、授業内容の概略を確認して授業に臨むこと(60分程度)。覚える必要がある解剖学用語は非常に多い。予習に取り組み、円滑に講義内容を理解できるよう努めること。
復習
授業後、教科書や配布資料を確認しながら課題に取り組み、復習すること(180分程度)。理解不十分の箇所を見つけたら、放置せずに授業の前後の時間やオフィスアワーを利用して担当教員に質問する。

授業計画

授業内容
担当教員
1
人体の基本構造
上園
2
人体の基本単位:細胞の構造
上園
3
人体の基本単位:組織学
上園
4
人体の基本単位:器官系
上園
5
骨格系-1
上園
6
骨格系-2
上園
7
骨格系-3
上園
8
筋系-1
上園
9
筋系-2
上園
10
筋系-3
上園
11
神経系-1
上園
12
神経系-2
上園
13
神経系-3
上園
14
感覚器系-1
上園
15
感覚器系-2
上園



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