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2024年度 シラバス詳細 Detail

形態機能学Ⅲ
ナンバリング
HN21203
専門基礎分野
看護学科
必修
単位
2
時間
30
上園 志織
後期
講義
火曜日5限
配当年次
1
形態機能学Ⅲでは、消化器系、呼吸器系、循環器系の構造と機能について、各々を関連付けながら理解する。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる
③多様な社会を理解し、看護専門職者として保健医療福祉活動に貢献することができる
④地域の保健医療福祉の現状を知り、看護専門職者の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる
⑤看護専門職者として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある
⑥看護専門職者として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる
循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系について、下記のことを説明することができる。
(1)各器官系を構成する器官の名称を答えることができる。
(2)各器官系を構成する器官の肉眼解剖学的な特徴を説明できる。
(3)各器官系を構成する器官の組織学的な特徴を説明できる。
(4)各器官系および構成する器官の主な機能を、形態学的特徴と関連付けて説明できる。
(5)異なる器官系間の関連性を理解し、説明できる。
教科書や参考書等をもとに作成した資料を配布する。パワーポイントを使い、配布資料に沿って講義する。授業中および授業後に課題を出題して、理解度を確認する。課題の配信や解説のためにClassroomを活用する。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
定期試験(筆記試験、評価割合90%)、授業中・授業後の課題(評価割合10%)により評価する。
発展レベル
基礎・標準レベルまでの知識等にもとづいて、下記の事項を説明できる。
・人体において、発達・成長・加齢により、各器官系のうち循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系で見られる形態学的構造の変化とそれにともなう機能の変化を説明できる。
・病気や事故などで身体の一部(器官など)が障害されることにより生じる機能障害や機能不全について、人体の正常な肉眼解剖学的および組織学的な基本構造とその機能にもとづいて、器官の構造の変化にともない生じる機能変化を説明できる。
標準レベル






(1)循環器系:①心臓の構造(心室、心房、心臓の弁など)について、血液の流れと合わせて説明することができる。②刺激伝導系について説明できる。③体循環と肺循環について主要な動脈、静脈の名称をあげて説明できる。④動脈、静脈、毛細血管の組織学的特徴を説明できる。⑤胎児の循環系について、生後の循環系との違いを理解し、説明できる。⑥血液に含まれる細胞の種類とその機能を説明できる。
(2)リンパ系・免疫系:①一次リンパ器官と二次リンパ器官の名称をあげ、それぞれの機能と組織学的特徴を答えることができる。②リンパ管の組織学的特徴とリンパ液の流れについて説明できる。③自然免疫と細胞免疫の違いを理解し、関連する細胞の名称と機能を説明できる。
(3)呼吸器系:①各器官の肉眼解剖学的構造の特徴と組織学的構造の特徴を説明できる。②肺と胸腔、胸膜腔の関係について説明できる。③気管と気管支の分岐および名称について順番に説明できる。④発声に関する器官について説明できる。
(4)消化器系:①消化管の肉眼解剖学的・組織学的構造の特徴を説明できる。②消化腺の肉眼解剖学的・組織学的構造の特徴と消化液について説明できる。
(5)泌尿器系:①泌尿器の肉眼解剖学的・組織学的構造の特徴を説明できる。②腎臓での尿の産生について、具体的な構造名をあげ、説明できる。④尿の排出経路について、男性と女性の違いを理解し、説明できる。
(6)生殖器系:①男性生殖器系と女性生殖器系の違いを説明できる。②生殖器系と泌尿器系との関連を理解できる。
(7)内分泌系:①内分泌器の肉眼解剖学的・組織学的構造の特徴を説明できる。②ホルモンの機能と標的器官を説明できる。③ホルモン分泌の制御機序と神経系との関連を説明できる。
基礎レベル
(1)循環器系:①心臓の基本構造について説明できる。②体循環と肺循環を区別し、説明することができる。③動脈、静脈、毛細血管の定義や基本構造を理解できる。④血液の組成を説明できる。
(2)リンパ系・免疫系:①リンパ器官の名称を答えることができる。②リンパ液の組成を説明できる。
(3)呼吸器系:①呼吸器系を構成する器官の名称を答えることができる。②肺の基本構造について説明できる。
(4)消化器系:①消化管と付属器(消化腺)を区別できる。②消化管の名称と区分を説明できる。③主な消化腺の名称を答えることができる。
(5)泌尿器系:①泌尿器系を構成する器官の名称を答えることができる。②腎臓の基本構造について説明できる。
(6)生殖器系:①男性の生殖器系を構成する器官の名称を答えることができる。②女性の生殖器系を構成する器官の名称を答えることができる。
(7)内分泌系:①内分泌器の名称を答えることができる。②各器官が分泌するホルモンを述べることができる。
定期試験期間に実施する。
後日、提出課題の模範解答の提示や授業時などに解説を行う。
・新体系 看護学全書 人体の構造と機能 解剖生理学、第4版、橋本尚詞・鯉淵典之(編著)、メヂカルフレンド社、 ISBN-13:9784839233686
・トートラ人体の構造と機能、第5版(原著15版)、桑木共之・黒澤美枝子・高橋研一・細谷安彦(翻訳)、丸善出版、ISBN-13:9784621303566
・グレイ解剖学、原著第4版、R. L. Drake・A. W. Vogl・W. M. Mitchell (著)・秋田恵一(翻訳)、エルゼビア・ジャパン、 ISBN-13: 9784860346607.                                                                  
・解剖学講義、改訂3版、伊藤隆(原著)・高野廣子(改訂)、南山堂、ISBN-13:9784525100537
形態機能学Ⅰ
なし
火曜日の昼休み(12:10-13:00)。
予習
教科書や配布資料に目を通し予習して、授業内容の概略を確認して授業に臨むこと(60分程度)。覚える必要がある解剖学用語は非常に多い。予習に取り組み、円滑に講義内容を理解できるよう努めること。
復習
授業後、教科書や配布資料を確認しながら課題に取り組み、復習すること(180分程度)。理解不十分の箇所を見つけたら、放置せずに授業の前後の時間やオフィスアワーを利用して担当教員に質問する。

授業計画

授業内容
担当教員
1
循環器系-1
上園
2
循環器系-2
上園
3
循環器系-3
上園
4
リンパ系・免疫系
上園
5
呼吸器系-1
上園
6
呼吸器系-2
上園
7
消化器系-1
上園
8
消化器系-2
上園
9
消化器系-3
上園
10
泌尿器系-1
上園
11
泌尿器系-2
上園
12
生殖器系-1
上園
13
生殖器系-2
上園
14
内分泌系-1
上園
15
内分泌系-2
上園



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