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2024年度 シラバス詳細 Detail

形態機能学Ⅳ
ナンバリング
HN21204
専門基礎分野
看護学科
必修
単位
2
時間
30
〇千葉 諭、中根 亮
後期
講義
火曜日2限
配当年次
1
形態機能学Ⅳでは、腎・泌尿器系の構造と機能について、形態機能学Ⅲで学んだ循環器系と関連づけながら、日常の排泄行動について理解する。また、人間の生殖器の構造と機能について理解する。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる
③多様な社会を理解し、看護専門職者として保健医療福祉活動に貢献することができる
④地域の保健医療福祉の現状を知り、看護専門職者の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる
⑤看護専門職者として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある
⑥看護専門職者として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる
循環・呼吸の仕組みと働きを説明できるようにする。消化吸収を説明できるようにする。腎機能と体液恒常性維持の関係を説明できるようにする。内分泌系による生体恒常性維持の仕組みを説明できるようにする。生殖の仕組みを説明できるようにする。血液の働きと免疫機能を説明できるようにする。自分の理解度を図る方法の一つは、これらの項目をよく知らない人に説明しその人がわかるか否かをみることである。例えばお母さんやお父さんにその日に習ったことを説明してみると良い。
パワーポイント、板書、配布印刷物を用いて、講義形式で行う。講義中に適宜に質問し、学生の理解度を把握しながら進める。項目によっては簡単な実験を行い理解度を高める。学生の理解が不十分と思われる点を中心に10分ほどで前回の講義を復習し、新しい項目に進む。各章終了時等に課題を出す。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
定期試験(100%)
発展レベル
機能学(生理学)的現象の詳細な仕組みや日常・疾患との関係を順を追って説明できる。
(*)数字は講義の回
・動物における植物的機能(生命維持機構)の全体像(1)
・高血圧と心肥大、心不全、ラプラスの法則、梗塞(2,3)
・呼吸中枢におけるリズム発生など/過換気症候群など(4,5)
・消化と吸収、唾液腺の働き、肝臓の働き、ビリルビン代謝と肝臓の解毒作用、膵外分泌腺の働き、膵内分泌腺(6,7)
・腎機能とは、蛋白尿、ネフローゼ、尿量減少、血尿、無尿(8,9)
・脱水・出血の時、水を過剰に摂取した時、塩分を摂取した時のホルモンの作用など/糖尿病と合併症など(10,11)
・生殖現象に関わる視床下部内の仕組み、不妊症など(12)
・血液凝固、炎症と免疫(13,14)
標準レベル






機能学(生理学)的現象の仕組みを説明できる。
・器官系の働き:循環系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、血液・造血器系、生殖器系、内分泌系(1)
・循環:心臓の構造、心機能と血圧、心電図、心筋、フランク・スターリングの法則、刺激伝導系(洞房結節、房室結節、プルキンエ線維)、心筋、動脈と静脈、肝門脈、毛細血管、貧血とチアノーゼ、ショック(2,3)
・呼吸運動(胸膜腔内圧・気管内圧等の変化)、呼吸数と肺気量(フローボリューム曲線)、呼吸困難、呼吸不全(Ⅰ型・Ⅱ型)、CO2ナルコーシス、呼吸の異常(呼吸数・深さ・リズム)、動脈血ガス分析と酸塩基平衡異常(4,5)
・消化の仕組み、口腔、歯牙、唾液腺、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、肝小葉、膵臓外分泌腺、膵内分泌腺と消化管ホルモン(6,7)
・腎臓・泌尿器:血管支配、ネフロン、糸球体、尿細管、再吸収、対向流、クリアランス、腎機能の調節、膀胱、排尿(8,9)
・主な内分泌器官と分泌されるホルモン・その標的細胞と作用、内分泌系疾患・欠乏症状と過剰症状、ホルモン剤(10,11)
・視床下部-下垂体ー卵巣による性ホルモンの制御と月経周期、乳汁分泌、女性生殖器(10,11,12)
・血球(赤血球、顆粒球、リンパ球、血小板)と造血細胞(13,14)
基礎レベル
機能(生理)学的現象の基礎的な仕組みを説明できる。
・細胞の構造(核と細胞分裂、細胞内小器官の働き)(1)
・循環器系の構造と働き、大循環と小循環、心臓の構造、門脈(肝門脈と下垂体門脈系)、動脈・静脈・リンパ管の構造と働き(2,3)
・呼吸運動(呼吸筋)、呼吸数と肺気量(換気機能検査、換気障害)、ガス交換とガスの運搬、呼吸の調節(呼吸の中枢、化学受容器など)(4,5)   ・消化管・胆肝膵の働き(6,7)
・ネフロンにおける尿の生成過程、再吸収過程(8.,9)
・ホルモン、内分泌腺、主な内分泌腺と分泌されるホルモン(血糖値、血圧等との関係)、内分泌系疾患(10,11)
・生殖細胞、減数分裂、女性の性機能、卵子形成と排卵、月経周期、女性ホルモン、妊娠・出産、閉経・更年期、乳汁分泌とホルモン、男性の性機能、精子形成、男性ホルモン(10,11,12)
・血液、血漿、血球の働き(13,14)
試験期間内に実施。
課題と試験に関しては解説を配布し、その中で講評を述べる。質問についてはメール、TINS等で回答する。
解剖生理学 第4版 新体系看護学全書 人体の構造と機能1(橋本尚詞/鯉淵典之、メジカルフレンド社) ISBN 978-4-8392-3368-6
なし。
1年前期科目 形態機能学Ⅱ
なし。
オフィスアワーは火曜日昼休み(千葉)、月曜日昼休み(中根)。
連絡はメールで。千葉 s-chiba* 中根 r-nakane* (*の部分は@u-ths.ac.jp)。
なし。
予習
教科書の該当箇所に目を通し、どこが解らないかを知る (毎授業開始前 1 時間)
復習
教科書、ノート、プリントを使って講義内容をまとめる (毎授業終了後 3 時間)

授業計画

授業内容
担当教員
1
機能学入門2
千葉
2
循環器系
千葉
3
循環器系
千葉
4
呼吸器系
中根
5
呼吸器系
中根
6
消化器系
千葉
7
消化器系
千葉
8
泌尿器系
千葉
9
泌尿器系
千葉
10
内分泌系
中根
11
内分泌系
中根
12
生殖器系
中根
13
体液・血液
千葉
14
体液・血液
千葉
15
総合討論
千葉・中根



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