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2024年度 シラバス詳細 Detail

感染免疫学
ナンバリング
HN21208
専門基礎分野
看護学科
必修
単位
2
時間
30
小林 信春
後期
講義
火曜日1限
配当年次
1
人間と微生物との関係から感染症の成立過程および微生物に対する人間の防御機構を理解する。具体的内容は、ヒトと感染・感染症の機構と種類、免疫と生体防御機構、感染症の予防と感染防御対策等を学ぶ。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる
③多様な社会を理解し、看護専門職者として保健医療福祉活動に貢献することができる
④地域の保健医療福祉の現状を知り、看護専門職者の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる
⑤看護専門職者として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある
⑥看護専門職者として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる
1)病原微生物の種類とそれらの一般的な特徴について説明できる。
2)病原微生物に対するヒトの生体防御機構の概要とその具体的な予防や治療について説明できる。
3)各種の著名な病原微生物の病状や感染経路などの特徴を説明できる。
教科書と講義資料を用いて、それらをPCで表示しながら、授業形式で行う。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
講義終了後に、講義内容に対する評価、感想などを提出する。
定期試験(100%)
発展レベル
求める能力 「標準レベルの知識の上に、まれに生じる種々の感染症への対応方法も説明できる。」               具体的記述 「感染症法の区分、1~3類感染症に対する対処法、感染症に対する根本的な理解」
標準レベル






求める能力 「基礎レベルの知識の上に、しばしば生じる種々の感染症への対応方法を説明できる」                    具体的記述 「各病原体の特徴、各感染症の病状、ワクチンで予防できる感染症、自然免疫と獲得免疫の相違点」
基礎レベル
求める能力 「臨床現場で遭遇する日常的な最低限の感染症対策を説明できる」                              具体的記述 「各病原体の基本的な性状、滅菌法、消毒法、感染経路の遮断、治療法、基本的な生体防御機構」
定期試験期間内に行う。
定期試験終了直後に、試験問題を解説する。
テキスト : 南嶋洋一・吉田眞一・永渕正法・齋藤光正・大野真治 系統看護学講座 専門基礎分野 疾病のなり立ちと回復の
促進[4]  微生物学 14版 医学書院 ISBN 978-4-260-04702-9 
参考書 : 岩田健太郎、他 系統看護学講座 専門分野II 成人看護学[11] アレルギー 膠原病 感染症 
        15版 医学書院 ISBN 978-4-260-03858-4   
基礎看護学、成人看護学、小児看護学、母性看護学の感染症関連の基礎知識となる。
なし
授業終了後、10分間質問の時間を設ける。
必ずテキストを持参のうえ受講のこと(初講時より)
予習
予習として教科書の該当ページを読んで、講義内容の概要を把握しておく。この予習には1コマごとに1時間30分必要である。
復習
復習は、教科書や講義の配布資料に記載した授業内容を見直してその内容を理解し、重要な点を記憶する。この復習には1コマごとに2時間30分必要である。

授業計画

授業内容
担当教員
1
微生物と微生物学・細菌の性質: 微生物学の概要、細菌の形態と特徴・培養環境・遺伝・分類・常在細菌叢
小林
2
ウイルス・真菌の性質: ウイルス・真菌の形態と特徴・構造と機能・増殖・分類
小林
3
感染と感染症(1): 微生物感染の機構・感染の成立から発症後の経過まで
小林
4
感染と感染症(2): 細菌・ウイルス・真菌の感染機構
小林
5
感染に対する生体防御機構(1): 免疫にかかわる細胞、組織および臓器・自然免疫のしくみ
小林
6
感染に対する生体防御機構(2): 獲得免疫のしくみ・粘膜免疫のしくみ・感染の症候と症状
小林
7
滅菌と消毒、感染症の検査と診断: 滅菌と消毒の定義・滅菌法・消毒薬・病原体の検出方法
小林
8
感染症の治療・現状と対策: 抗菌薬・抗ウイルス薬・抗真菌薬・感染症の変遷・現状・問題点・対策
小林
9
病原細菌と細菌感染症(1): ブドウ球菌、MRSA、レンサ球菌、緑膿菌など
小林
10
病原細菌と細菌感染症(2): 腸内細菌科、嫌気性菌、結核菌など
小林
11
病原細菌と細菌感染症(3): 有芽胞菌、スピロヘータ、リケッチア、クラミジアなど
小林
12
病原ウイルスとウイルス感染症(1): ヘルペス・アデノ・パピローマの各ウイルスなど
小林
13
病原ウイルスとウイルス感染症(2): オルソミクソ・パラミクソ・フラビの各ウイルスなど
小林
14
病原ウイルスとウイルス感染症(3): コロナ・カリシ・ブニヤ・レトロ・肝炎の各ウイルスなど
小林
15
病原真菌と真菌感染症、寄生虫と衛生動物: カンジダ、アスペルギルスなどの真菌と、マラリア原虫など
小林



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