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2024年度 シラバス詳細 Detail

日本近現代史
ナンバリング
HR11110
教養科目
理学療法学専攻
選択
単位
2
時間
30
○嶽本 新奈
前期
講義
木曜日(配信、遠隔)
配当年次
2.3.4
幕末明治維新から現在までの歴史で、いくつかの特徴的なテーマを選んで講義をする:明治維新、近代国家の建設、日清・日露戦争、大正デモクラシー、軍部の台頭とアジア太平洋戦争、戦後復興と高度成長、プラザ合意以降と長期停滞。これらをテーマごとに掘り下げて、現在の日本がどのように形作られてきたのかを学ぶ。そこにアジアの視点、欧米の視点も加えて、隣国アジアの、そしてひろく世界の人々と語り合うことができるようにする。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる。
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる。
③多様な社会を理解し、理学療法士として保健医療福祉活動に貢献することができる。
④地域の保健医療福祉の現状を知り、理学療法士の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる。
⑤理学療法士として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある。
⑥理学療法士として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる。
・近現代史を学び・考える活動を通して、受講生自らが現代社会という歴史を生きる主体であることを知ることができる。
・歴史学習を通して、人の医療の根本になる考えはいかにあるべきか、戦争体験や被爆問題というトピックを中心として受講生一人ひとりが自らが医療において果たすべき役割を考える力を身につけることができる。
基本的には、配布印刷物(レジュメ)とパワーポイントを用いて講義を行う。
必要な際には、視聴覚メディア(DVD)を活用する。
授業の理解度を確認するため、毎回講義後にリアクションペーパー(設問含む)の提出を義務づける。
翌週の講義でリアクションペーパーを振り返る。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
期末レポート60点と全15回の設問含んだリアクションペーパーの合計を40点に換算し、その合計点を成績とします。
発展レベル
①(各授業のテーマを理解し内容を十分に説明できるレベル:90点以上S)
②・毎回の設問の正答率が平均90%以上であること。
・各授業の内容を理解したうえで、自分の意見や考えを十分に表現できる。
・「日本史」を他の国とのかかわりのなかで理解し、十分に説明できる。
・近現代史で学んだことが現代社会を生きる自身の人生と繋がっていることを十分に説明できる。
・近代史で学んだ戦争や被爆問題というトピックと今後自身が従事する医療を結びつけて自分の考えを確立し、十分に説明できる。
標準レベル






①(各授業のテーマを理解し内容を説明できるレベル:80点以上A、70点以上B)
②・毎回の設問の正答率が平均80%以上(A)、70%(B)であること。
・各授業の内容を理解したうえで、自分の意見や考えを表現できる。
・「日本史」を他の国とのかかわりのなかで理解、説明できる。
・近現代史で学んだことが現代社会を生きる自身の人生と繋がっていることを説明できる。
・近代史で学んだ戦争や被爆問題というトピックと今後自身が従事する医療を結びつけて自分の考えを確立、説明できる。
基礎レベル
①(日本近現代史の履修後に最低限必要なレベル:60点以上C)
・毎回の設問の正答率が平均60%以上であること。
・各授業の内容を最低限、理解している。
・近代史で学んだ戦争や被爆問題というトピックと今後自身が従事する医療を結びつけて考えられる。
授業内で質問用メールアドレスを掲示します。
授業時に資料等配布します。
加藤陽子『戦争の日本近現代史』講談社、2002年。
『シリーズ日本近現代史』(岩波新書)岩波書店、全10巻、2006~2010年。
成田龍一『戦後史入門』河出書房新社、2015年。 
岩崎稔、上野千鶴子、北田暁大、小森陽一、成田龍一(編著)『戦後日本スタディーズ』1巻~3巻、紀伊國屋書店、2009年。
なし
授業後に提出してもらうリアクションペーパーに質問できる項目を作成しておきますので、質問や意見があればそこに書いてください。次の講義の冒頭で応えるように努めます。
予習
毎回の授業の際に、次の講義の内容に関わる参考文献を指定する(もしくは該当の文書を配布する)ので、指定された範囲の文献を読んでおくこと(1時間)。
復習
配布資料を読み直し、理解しておくこと(毎授業終了後1時間)。

授業計画

授業内容
担当教員
1
イントロダクション: 本講義のねらい
嶽本
2
1-1.明治維新と近代日本のはじまり
嶽本
3
1-2.自由民権運動の時代
嶽本
4
1-3.大日本帝国の形成と展開
嶽本
5
1-4.日清・日露戦争の時代
嶽本
6
1-5.大正デモクラシー期
嶽本
7
1-6.アジア・太平洋戦争の時代
嶽本
8
2-1.戦後の出発――敗戦と占領――
嶽本
9
2-2.冷戦と日米安保体制――朝鮮戦争と第五福竜丸事件――
嶽本
10
2-3.高度経済成長下の日本――ベトナム戦争と市民(住民)運動――
嶽本
11
2-4.「沖縄」を事例に戦後日本を問い直す――沖縄戦と戦後の「琉球政府」、沖縄返還と基地問題――
嶽本
12
2-5.経済大国と国際化――ジャパン・アズ・ナンバーワンと男女平等――
嶽本
13
2-6.冷戦の終わりとグローバル化の時代――湾岸戦争、イラク戦争と自衛隊――
嶽本
14
2-7.現代日本の課題――核時代と私たちの命――
嶽本
15
本講義のまとめ
嶽本



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