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2024年度 シラバス詳細 Detail

医療安全管理
ナンバリング
HR12133
教養科目
理学療法学専攻
必修
単位
1
時間
15
小林 優子
前期
講義
土曜日1限、2限
配当年次
2
医療専門職として、事故や感染症の予防、発生時の速やかな対応、発生原因の分析ができるようになることを目的とする。医療現場における安心・安全の確保は、最も重要な課題である。しかし、医療や介護などの現場で事故は発生しており、現場で働く職員には、事故や感染症の予防のための、また、事故や感染症が発生した場合のマネージメント能力が求められている。具体的には、様々な事例を通して学習する。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる。
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる。
③多様な社会を理解し、理学療法士として保健医療福祉活動に貢献することができる。
④地域の保健医療福祉の現状を知り、理学療法士の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる。
⑤理学療法士として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある。
⑥理学療法士として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる。
①医療事故の例から医療安全とリスクマネジメントの重要性を説明できる。                                                ②医療事故防止に有用な理論およびヒューマンエラーの概念を説明できる。                                                                ③ケーススタディを通して起こりやすい医療事故の対策を説明できる。                                                             ④事例を使ってリスク分析を実施できる。                                                                   ⑤医療機関における医療安全管理の実際を説明できる。
PowerPointを用いて説明した後に、理解度を確認するために、個人あるいはグループで課題を実施する。                    リスク分析はグループワークとしグループごとに発表する。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
Think Pair Share
定期試験70% 毎回課される小レポートの提出15% グループワークの課題15%
発展レベル
標準レベルまでの知識に基づき、ヒューマンエラーの概念や危機管理の対策、リスク分析の結果を具体的な実践レベルに結び付けることができる。
標準レベル






医療安全に関する基本的な知識をもち、ヒューマンエラーの概念、危機管理のための対策と結び付けて理解できる。リスク分析の方法を理解できる。
基礎レベル
最低限必要な医療安全に関する基本的な知識がある。
定期試験期間中に実施する。試験の日時については大学内の学修支援課掲示板を確認すること。
授業ごとに提出する課題(質問含む)に対し翌週以降に資料の提示をもってフィードバックする。
資料を配布する
中島和江他:ヘルスケアリスクマネジメント医療事故防止から診療記録開示まで(医学書院)
嶋森好子他:医療安全とリスクマネジメント(ヌーベルヒロカワ)
河野龍太郎:医療におけるヒューマンエラー(医学書院)
公益社団法人日本リハビリテーション医学会:リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン(診断と治療社)
亀田メディカルセンター:リハビリテーションリスク管理ハンドブック(メジカルビュー社)
なし
授業終了後に質問の時間をとります。質問用メールアドレスはyu-kobayashi@komajo.ac.jp
授業で配布された資料を複写することや転載することを禁じる。授業の録画・録音・撮影は禁止する。授業中のスマホ使用禁止。
予習
シラバスで授業内容を確認して参加する。予習内容については授業の際に説明する。(予習10時間)
復習
授業の資料を確認し、わからない部分をまとめる。特に復習が必要な部分は授業の際に説明する。(復習19時間)

授業計画

授業内容
担当教員
1
授業のガイダンス医療安全とリスクマネジメントの歴史と動向
小林優子
2
医療安全のためのリスクマネジメントの目的医療事故における医療従事者の責任
小林優子
3
医療事故のメカニズムと防止の考え方医療事故防止に有用な理論とヒューマンエラー
小林優子
4
医療安全管理室の構成、機能リスクマネジメント
小林優子
5
リスク分析根本原因分析(RCA分析)の実際
小林優子
6
リスク分析根本原因分析(RCA分析)の実際(グループワークと発表)
小林優子
7
リハビリテーションにおけるリスク管理医療安全管理のための教育研修(KYTなど)
小林優子
8
医療安全のまとめ、今後の課題
小林優子



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