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2024年度 シラバス詳細 Detail

運動学実習(理学療法)
ナンバリング
HR22210
専門基礎科目
理学療法学専攻
必修
単位
1
時間
45
○山口 育子、鈴木 輝美、松井 伸子、生友 聖子、宮地 司
後期
実習
Aクラス 火曜日3限、4限、Bクラス 水曜日3限、4限
配当年次
2
機器を用いて対象者を分析し、理解するための基礎的な能力を身につけることを目的とする。本実習では正常な人間の運動を、観察や計測機器を用いて確認し、記録し、解析するという一連のプロセスを通して運動学の実験的方法を学習する。具体的には、神経や筋骨格と関節運動及び、呼吸、姿勢、歩行などの基本動作を中心に実習を行い、データの読み方や解釈について学習する。
①人についての幅広い知識と理解を持ち、生命を尊ぶことができる。
②人を全人的に捉え、優しく寄り添うことができる。
③多様な社会を理解し、理学療法士として保健医療福祉活動に貢献することができる。
④地域の保健医療福祉の現状を知り、理学療法士の視点で課題を見出すことで支援の必要性を理解し、取り組むことができる。
⑤理学療法士として社会に貢献できる協調性とコミュニケーション能力がある。
⑥理学療法士として社会に貢献するために生涯にわたり学修し自己研鑽することができる。
1.呼吸機能、運動負荷試験、姿勢バランス、動作分析、神経伝導、筋電図および筋力に関する基礎的な知識を理解する。
2.基本的な観察・測定を実施できる。
3.測定機器を用いて得られたデータの解釈や分析をすることができる。
4.運動学実習レポートが基本的に作成できる。
15名ほどのグループに分かれ、各テーマの担当教員による実習形式。
基礎知識に関する講義を行ったのち、測定(機器の取り扱い含む)、データ処理・分析等の実習を行う。
測定は学生同士で行い、被験者、測定者の両方を実習する。
PBL
(問題解決型学習)
反転授業
ディスカッション
ディベート
グループワーク
プレゼンテーション
実習
フィールドワーク
その他
筆記試験50%(実習で学修した基礎知識の確認)、レポート50%(担当教員それぞれが指定したレポートの点数を合算)
発展レベル
学修目標1については、9割以上の目標に到達し、具体的な症例提示に対して説明することが出来る。
学修目標2については、担当教員の指導のもと学生が患者を想定し、必要なオリエンテーションを行いながら、基礎知識を用いて主体的に取り組み、グループでのリーダーシップを発揮して実施できる。
学修目標3,4については、標準レベルを基盤として、さらに関連する書籍や文献を広く検索・精読し、得られた知識をデータの解釈や分析に反映して、レポートを作成することができる。
標準レベル






学修目標1については、それぞれで学習した知識を関連づけながら、7割以上の目標に到達できる。
学修目標2については、担当教員の指導のもと被検者に配慮しながら、注意事項を守って、学生が主体的に測定できる。
学修目標3,4については、基礎レベルを基盤として、講義内容や講義で使用(紹介)された書籍や文献を精読し、得られた知識をデータの解釈や分析に反映して、レポートを作成することができる。
基礎レベル
学修目標1については、これまで学習してきた生理学、運動学、評価学等の基本的な専門用語を理解したうえで、6割以上の目標に到達できる
学修目標2については、担当教員の指導のもと基本的な操作を理解した上で学生が測定できる。
学修目標3,4については、担当教員の助言や指導のもと、講義で得た基礎知識をデータの解釈や分析に反映して、基本的なレポートの体裁を整えて作成することができる。
全講義終了後、レポートのフィードバック後に筆記試験を行う。(定期試験期間より早い時期に実施)
全講義終了後、全体に向けてレポートのフィードバックの時間を設ける。詳細は別途指示する。
1)最新理学療法学講座 理学療法評価学 医歯薬出版株式会社 ISBN978-4-263-26740-0
2)動作分析 臨床活用講座 (メジカルビュー社) ISBN:978-4-7583-1474-9
3)リハビリテーション運動生理学 (メジカルビュー社) ISBN:978-4-7583-1719-1
4)バランス障害リハビリテーション (メジカルビュー社) ISBN:978-4-7583-2032-0
授業内で適宜紹介する
運動学、運動学演習、生理学、日常生活活動学
なし
月曜日12:00~13:00 連絡方法は各担当教員の別途指示による。
計測等がある場合には服装を指定するので、指定された服装や準備をすること。
全テーマのレポートの提出が筆記試験を受ける要件となる。
提出期限を過ぎてのレポート提出は受け付けるが、レポート点数が0点となる(必ず期限内に提出を)。
本科目は実習科目のため、授業回数の5分の1を超える欠席した場合は欠席過多で再履修となる。注意すること。
予習
運動学、運動学演習の講義を振り返りながら各担当教員の指示に基づく内容について教科書の該当ページを読み予習をしておく。(合計12時間)
復習
データの処理や解析方法など各担当教員の指示に基づく内容について十分な復習を行い、レポートにまとめて提出。(合計12時間)

授業計画

授業内容
担当教員
1
呼吸機能 : スパイログラム、フローボリューム曲線の測定とデータの解釈、換気障害の理解
山口
2
運動負荷試験 : 呼気ガス分析装置を用いた運動負荷試験、フィールドテストの実習
山口
3
運動負荷試験 : 呼気ガス分析、フィールドテストのデータの解釈と運動時の生体反応の理解
山口
4
筋力 : 筋機能解析運動装置(サイベックス)による筋力の測定
宮地
5
動作観察 : 姿勢と動作の関係についての理解  
松井
6
動作観察 : 立ち上がり動作の観察演習
松井
7
筋活動(筋電図) : 筋電図の測定とデータの解釈
生友
8
神経伝導 : 神経伝導速度の測定とデータの解釈
生友
9
バランス : 座位・立位バランス能力についての理解と測定 (座学)
鈴木
10
バランス : バランスの検査結果の解釈  筋力:筋力評価と解釈  (座学)
鈴木
11
バランス :模擬患者に対して座位・立位バランスの測定、重心動揺計による測定 筋力 : 徒手筋力計(ハンドヘルドダイナモメーター)、握力計による筋力測定 (実技)
鈴木
12
バランス :バランス検査のまとめ、課題の症例についてグループで測定、解釈のディスカッション 筋力 : 徒手筋力計(ハンドヘルドダイナモメーター)、握力計による筋力測定結果とバランスの関連 (実技)
鈴木



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